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サンタさんとこいぬ (日本傑作絵本シリーズ) 長尾玲子・作 福音館書店 ひと針、ひと針丁寧に制作されたあたたかみのある長尾玲子さんの 刺繍絵で飾られたクリスマスのお話です。 トナカイが風邪をひいてしまった今年のクリスマス・イブ。 サンタさんはひとりでプレゼントを配りに行くことに。 手伝いをしてくれるトナカイがいないので、だんだんと つらくなってきたサンタさん。 森のはずれで座り込んでいると小さな鳴き声が…。 その声は寒さでふるえていた子犬でした。 子犬の表情やサンタさんの動きなど、刺繍絵とは思えないほど いきいきとして、見入ってしまうほど! |
くーくーねむりんこ 南椌椌/作 アリス館 「くーくーねむりんこ」というフレーズと、 「ねむっているのはだあれかな」というフレーズが繰り返されます。 問いかけの答えは絵で表現されているので、親子で会話も楽しめます。 まるで子守唄のような、やさしく心地よい文章と絵がつづきます。 |
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ないた赤おに (大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本) 浜田廣介/作 いもとようこ/絵 金の星社 「ないた赤おに」は無償の愛をテーマにした美しい友情物語で廣介童話の代表作。 子どもの頃読んだこのお話を、大人になっても覚えていらっしゃる方も多いことと思います。 ぜひ、お子さんにも読んで差し上げてください。 影絵風な淡い色彩のノスタルジックないもとようこさんの絵が 大型絵本画面に広がっています。 |
オリバーくん (ほるぷ海外秀作絵本シリーズ 8) ロバート・クラウス/文 J・アルエゴ,A・デュウェイ/絵 はせがわしろう/訳 ほるぷ出版 オリバーくんはお芝居上手なふくろうの男の子。 いつもいろんな真似をして遊んでいます。 それを見た両親は、お医者さんや弁護士の真似、お芝居の勉強もさせます。 見事にこなすオリバーくんを見て、両親は大喜び! オリバーくんは才能があると、胸おどらせます。 親の期待という風刺のきいたおはなしが、おもしろ可笑しいロングセラーの人気絵本。 |
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あまがえる先生 まよなかのびっくりコンサート (旺文社創作童話) 松岡達英・作 旺文社 コガネムシ、バッタ、カタツムリ、ダンゴムシの4匹が あまがえる先生のまよなかコンサートに 招待されるおはなしです。 文中の絵の中には、他にもたくさんの虫や 水中生物が登場。 30匹近くのカエルのコンサートの場面は ワクワクします。 さらに、モリアオガエルの産卵についてのおななしも! |
どんぐりしいちゃん かとうまふみ/作 教育画劇 しいちゃんはおどりが大好きなどんぐりの女の子。 ある日カラスが集めているという 素敵な帽子の話を聞き、おどりも忘れて 帽子のことばかり考えるようになりました。 そこで、カラスの帽子と自分の帽子を とりかえることにしました。 ところが、しいちゃんが選んだ一番の帽子は? |
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へんしん!ぱんやさん さこももみ/作 教育画劇 パン屋のおじさんがパンをこねていると パンはつるりんぽーん!と逃げ出しました。 ころころ転がりながら、パンは出会ったものに つぎつぎ変身! なんの形になったかな? お次はなにかな?と楽しくページをめくれます。 テンポのよい音で綴った文章も愉快です。 |
ちいさなちいさなすてきなおうち さかいさちえ/作 教育画劇 世界のどこかに住んでいる小さな小さな動物たちの はなし。主人公のポコポコは毎日おでかけします。 でかけた先は、みんなのおうち。 ぞうさんのティーカップのおうちやねずみさんの かぼちゃのおうちなど、六つのかわいいおうちが 出てきます。 きっとのぞいてみたくなるカラフルで夢いっぱいな おうちです。 |
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お母さんの形見の五色の糸であやとりをす ると、不思議なことが起こり 難をのがれることができる痛快時代もの。 「ひとやまふたやまみやま」「つりばし」「あみ」「4だんばしご」 「ふね」の五つのあやとりをもとにしたおはなしです。 巻末には、五つのあやとりの遊び方がのっています。 |
カッパくんはご機嫌になって散歩へ。カッパくんは、池のまわりに いろいろな春をみつけます。 文字数の少ない文章とカラフルな絵で、小さなお子さんから楽しめます。 |
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いかだを力を合わせて作って、湖にうかべ出発進行! やがてあたりが暗くなると流れ星が…っと思ったら、なんと たくさんのホタルでした。 のねずみ一家の、のんびり楽しい一日が、やさしくかわいい絵で 描かれています。 |
それで、おばあちゃんは家の前を 通る人に、糸通しを頼んでいました。 ある雨の日、おばあちゃんが困っていると窓際に影が。 窓を開けると、そこには三びきのかえるの親子がいました。 細部の小物にまでこだわった色彩あふれる絵が、頁いっぱいに 広がって、すてきなおばあちゃんを描きだしています。 |
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智恵と勇気で生き抜く人々の姿を描く感動の実話。 ベス・クロスが描く、北方民族イヌピアク族の装飾品や暮らしの様子が見もの。 本作でゴールデン・カイト賞絵本部門受賞。 2009年には、コールデコット賞も受賞し、現在注目のイラストレーター。 |
街を描き、山に海、線路、どんどん絵の中の世界に入っていったはろるどはいつのまにか…。 想像力いっぱいのお話。 |
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「笑う」「力持ち」「歌が好き」など、どの子もみんなに違う贈物をもらえます。 ひとりひとりのよさに気づかせてくれるお話です。 |
霧の中の森に広がるのは、不思議な世界。 そこにかくれているのはだれ? 妖精がトランポリンしたり、ユニコーンがホーンを吹いたり魔女も登場します。 見ているうちに怖いどころか、とっても愉快になってきます。 |
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おくちはあわわ。」したら、それをみていた にゃんこ、わんた、があすけもまねた… 楽しい言葉で綴る、あかちゃんとおかあさんの絵本。 絵本を読みながら、一緒に遊べます。 淡い色彩の絵が、ほんわかとやさしい雰囲気です。 |
お母さんが「おはよう」と言っても、お出かけに誘っても 「ぼく、しらない!」そのせいで、とうとうライオンに 食べられるはめに! おはなしの最後に書いてある「ためになること」って? |
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日本の民話です。 柔らかな文とほのぼのとした絵で描かれた 昭和42年の作品です。 巻末に「もうひとつの民話 ものいうかめ」と「実践記録 子どもと民話」、両作者のあとがきも載っています |
ある朝誰かが「モー!」と答えました。 おんどりは誰の声だか探すことに。 カラフルで賑やかな配色の動物たちが 6匹出てきます。 見開きページの真ん中に、半ページが付いていて めくると絵が変わる"しかけ絵本"になっています。 動物鳴き声あてもできます。 |
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ページをめくるごとにスピードがアップして、とうとう… 美しい色彩と躍動感あふれるシンプルな絵に単純明快な文で、静止画でありながら、"動き"を見事に表現しています。 |
テンポのよい唱えうたと、擬人化されて動きまわる食べ物たちがとっても愉快。 唱えうた以外の文はないので、絵を見て想像したり、親子で会話したり…楽しさいろいろです。 |
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それなのにある晩のこと、病気で苦しむじさまのために夢中で勇気を奮い起した! その晩豆太が見たのはモチモチの木に灯がともる美しい光景だった。 大型絵本いっぱいに広がる滝平二郎さんの切り絵がダイナミック |
そんな静一が連れてこられた父の田舎。 祖父が行うイタチ漁。悪さをしたイタチを捕え、皮をはぎ、それで漁をとるという一部始終を見た静一の心が動き、ざわめく。 立松和平と伊勢英子がいのちをみつめる初のコラボ絵本。 |
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そんなある日、カエルから「シアワセ」というものがあることを教わった。 翌朝穴ぐらからやっと出たツーさんがはじめて見たものは、川面に映る自分のへんてこな顔。 が、フクロウの言葉に勇気をもらう。 躍動感とぬくもりのある版画絵で、ツーさんがはじめて味わう生きることへの喜びを共感できます。 |
うーんと背のび、きりんさんに届くかな。かめさんといっしょに首を伸ばしていちにっさん。 うさぎさんと一緒にはねはねはねて… 絵本を見ながら、親子体操できそうです。 |
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ある日、めうしのジャスミンが素敵な帽子を拾います。 帽子をかぶったジャスミンを見て、農場の動物たちは 口々に悪口を。 でも、ジャスミンは人それぞれと気にしません。 農場の動物たちは、そんなジャスミンに振り回されますが、 やがて、みんなと違うってなんだか楽しいことに思えてきます。 カラフルな美しい色づかいの作品です。 |
いばりんぼうのごきげんななめのてんとうむし。 自分は誰よりも強いと思い込み、その日一日いろいろな動物にけんかをふっかけます。 ページの大小や時計など、斬新なデザインで構成され、いろいろなお楽しみがいっぱい。 1日の時刻と時計の見方が学習できるようにも工夫されています。 |
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きつね、くま、ことり、らっこ・・いろいろな動物が出てきて おててたっち! 最後はパパと、笑顔いっぱい! 手のぬくもりが伝わってきそうです。 |
捨てられてしまったゴミの中から生まれた現代のおとぎ話です。 ゴミの山に捨てられたロボットと、寒さで飛べなくなった青い小鳥との普遍的な愛の物語。 ラストシーンが感動的です。 昔から幾度となく語られてきたテーマですが 無機質なロボットを通して、一層心に響くお話になっています。 |
2010年に読んだ絵本は・・⇒ こちら |
2009年に読んだ絵本は・・⇒ こちら |
2008年に読んだ絵本は・・⇒ こちら |