−絵本について考えよう−


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絵本について思うこと

近代絵本の始まりは、19世紀後半からといわれています。
それから140年間、たくさんの絵本が出版され、読み続けられてきました。

1847年初版のドイツの絵本、「ぼうぼうあたま」は、現在でも読まれて
いる、古典絵本です。

絵本は、10年、20年、50年、100年と長く読み続けられているものが
たくさんあります。

日本でも、戦前から絵本は出版され、たくさんの子供達を楽しませて
くれています。

現在、絵本の読み聞かせは、各地で活発に行われています。
読み聞かせは、たいへん、大切なことと思います。
集団で読むことによって、楽しい気持ちが伝染します。

でも、ふと、何か足りないような気がします。
もっと、ささやかな、小さなふれあいが、あるはずです。
それは、家庭で読む絵本ということ、自分のために読む絵本と
いうこと、誰かのために贈る絵本ということの大切さです。
そこには、技術はいりません。
暖かな心と心のふれあい、本が与えてくれる喜び、語り合うことばが
あります。

家族の中でも、社会の中でも、語り合うということが、少なくなり
何か、ぎくしゃくしてしまう人間関係。
そこに、絵本を介して、語り合うという種を蒔けたなら、そして、
語り合うという心が、次世代へと、つぎつぎ広がっていったなら。

幼い子に、絵本を読むことによって、読んでいる側にも育つものが
あります。
子供とのふれあいは、子供だけでなく、大人の心も安定した豊かなもの
になります。

昔から、子守唄や昔話など、親は子に語りつづけてきた歴史があります。
そんなことも、稀薄になってきた現代。
そんなすばらしい世界を、どこに、忘れてきてしまったのでしょうか。

こどもの心を忘れないと思っている大人達、たくさんの良書と呼ばれる
絵本を手にとって、読んでみることから、始めてみませんか。

これから始まる、「語り合い」の世界に、きっと、わくわくするに
違いありません。





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