■■■ はな  絵本の話「思い出の絵本」 ■■■

はじめて絵本を読んだのは、小学6年生の時です。学級で図書委員になり、
図書室に通うようになり、みつけた低学年用の小さな本棚。
そこには、色とりどりの絵本が、並んでいました。
たぶん、全部読んだと思いますが、記憶に残っているのは、「ふるやのもり」一冊です。
さるの顔はどうして赤くなったのかという、奇想天外なお話(昔話)と、絵がおもしろく、
この本から、わたしの読書生活が はじまったように記憶しています。

幼稚園の先生になった時、また、この絵本に出会えて、びっくりしました。
時が、タイムスリップしたかのような、絵本が大人になり
また手にとってくれる日を、ずっと待っててくれたような感動でした。

物語は、大人から子どもへ伝わって、大袈裟ではない庶民の文化として
長く残っていくものなんだろうなぁと、思いました。

4834001946ふるやのもり (こどものとも傑作集 (40))
瀬田 貞二 田島 征三
福音館書店 1969-04

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