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絵 本 の 力
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絵本には、エネルギーがあります。
絵本を読むことで病床の人の治癒力を高めることができるという話を、聞いたことがあります。
小さい頃読んでもらった絵本に、大きくなって出会ったら、わくわくどきどきしてしまう経験をお持ちの方もいるでしょう。
絵本に対する様々な思い入れのある方、家族の歴史の中にある絵本など
あの時の、あの絵本をもう一度読んでみたいと思う方もたくさんいらっしゃるでしょう。
100年、50年、20年、10年と版を重ね、読みつづけられているロングセラー絵本の数々。
世界中の国々の人を魅了する絵本。
言葉を超え、年代を超え、絵本は読み続けられ生き続けます。
生きる力に満ちた絵本。人間の本質であるやさしさ、さみしさ、怖さ、悲しみが凝縮され、
時には動物や植物に姿を変え
ファンタジー、寓話の形をとりすばらしい童画と共に、人の心の奥に訴えかけてきます。
何よりも子どもに対して書かれた絵本は、プラスのイメージを持っていなくてはなりません。
どんな暗い世の中であろうと、どんな不幸な境遇にある子どもであろうとも、等しく愛され、
等しく生きることができるという希望にあふれた絵本。
大人のうそやごまかしは通じない絵本の世界。
なぜならば、ロングセラーをささえているのは、大人ではなく、多くの子ども達だからです。
絵本の魅力は、もっと語られ、もっと研究され、もっと多くの人に広く知ってもらうことが必要です。
これからも子ども達に愛される良質の絵本が、心ある大人の手によって、作りつづけられることを、心から願わずにはいられません。
みなさんも、絵本は子どもの本と思わず、どうぞ、その魅力を発見してください。
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