−絵本について考えよう−


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子 ど も に 絵 本
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赤ちゃんが生まれたらすぐに絵本を買ってきましょう。
そして、保育者が心をこめて読んであげましょう。

赤ちゃんは、そのうち絵本を噛んで遊ぶかもしれません。
でも、語りつづけましょう。
ある日突然、赤ちゃんは泣き出します。
絵本の世界のお友達と遊びたいと泣くことでしょう。

こどもの心にしっかり絵本の言葉、絵本のイメージの世界を届けましょう。
保育者は、語り部となり、絵本の世界を次の世代へ語りつづけましょう。

親の声とふれあい、絵本の主人公とのふれあい、それらはすべて、子どもの中に種を蒔きます。
芽はすぐに出ないかもしれません。
そのうち子どもは、絵本のことなど忘れてしまうことでしょう。

でも、その子の中には、しっかりと絵本の種は、根づいています。
ある日突然思い出します。
親の声、遠い日の景色、におい、感触、ぬくもり、すべての感覚の中に根づいたものを。
そして、今度こそ忘れないでしょう。

絵本からのメッセージのひとつひとつを。

その子も、また語り始めます。大切な命のために
心をこめて作られた、楽しいお話の数々を

子どもに絵本を読むという行為は、保育者の心やことば、ぬくもりを子どもに届けるということです。
絵本は、昔欧米では、しつけの道具として、上流階級の人によって子どもに与えられてきました。
人生の教訓のようなものを、子どもにわかりやすく伝えるという考えもあったようです。
今もそういう考えや、ことばを早く覚えさせることや、右脳教育などに絵本が使われることもあります。

そういう使い方も、否定はしませんが、絵本を子どもと一緒に楽しむという行為が何よりも一番大切なのではないでしょうか。
お父さん、お母さんが、子どもの教育のためと、無理に読んでも、子どもの心に絵本の楽しさが届くでしょうか。

絵本によって体験する、イメージの世界に遊ぶなど、絵本は子どものプレイのひとつです。
子どもは、プレイの中から育ちます。楽しい遊びの体験です。絵本はそこにあるだけでは、ただの道具です。

お父さん、お母さんのあたたかいことばと心で、生きた体験として、子どもの心に届けましょう。子どもと一緒に一日30分でも、1時間、2時間でも 遊ぶ時間を持ちましょう。





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